どのコードベースにも、次に読む人には間違いに見える部分があります。誰が足したのか覚えていない中継プロセス、毎週空にされるテーブル、直接呼び出せば済みそうな場所にあるキュー。理由は何か月も前のアーキテクチャレビューで声に出して説明され、説明した人たちはもう別のチームに移っています。新しく入ったエンジニアの選択肢は2つです。1週間かけて聞いて回るか、「直して」しまうかです。
もっと短い道があります。アーキテクチャレビューを録音し、決定、トレードオフ、却下した案が語られたらホットキーを押し、録音を Architecture チャンネルに共有する。 マークは時刻と話者の名前とともに、その一文に付いたまま残ります。レビュー直後に、Claude Code、Cursor、ClaudeのAIアシスタントがMCP経由でマークを読み、リポジトリ用のArchitecture Decision Record(ADR、アーキテクチャ上の決定の記録)を下書きします。何か月たっても、「なぜ」と尋ねる人のために議論はそこに残っています。
このガイドは、2026年10月18日に確認したSpeak-Y macOSアプリに沿って、チームですでにワークスペースで会議を共有しているテックリード向けに説明します。ワークスペースがまだなければ先に作成してください。
解決策は2011年に示されています。Michael Nygardの記事Documenting Architecture Decisions(2026年10月18日に確認)は、重要な決定ごとに短い記録(タイトル、コンテキスト、決定、ステータス、結果)を作り、コードの隣のリポジトリに置くことを提案しています。その理由は上の問題そのものです。決定の理由を知らないままプロジェクトに加わった人は、それを盲目的に受け入れるか、盲目的に覆すしかありません。ADRコミュニティのサイトは、こうした記録の集まりをプロジェクトの決定ログと呼んでいます。
ADRを導入したチームでも、「なぜ」は予想どおりの3か所で失われます。
録音は3つとも残します。マークはそれを見つけられるようにし、アシスタントは細部が薄れる前に下書きにします。
マーク。 Speak-Yには最初から、⌥1の この瞬間をマーク というノートの種類が1つあります。設定 → ノート で自分用の種類を3つ追加します。ノートの種類を追加 をクリックし、種類の名前 に Decision と入力して 保存 をクリックし、続けて ホットキーを設定 をクリックして⌥2を押します。同じように Trade-off を⌥3に、Rejected を⌥4に設定します。それぞれのマークが記録のセクションに対応します。
コンテキストはマークの周りの議論で、アシスタントが文字起こしから読み取ります。Nygard の形式には却下案の専用セクションはありませんが、MADR テンプレートには Considered Options というセクションがあります。
チャンネル。 アーキテクチャレビュー用の公開チャンネルを1つ、Architecture という名前で作り、どのエンジニアも参加できるようにします。ワークスペースの ⋯ メニューで New channel を選びます。脅威モデルや認証フローのような、セキュリティに関わる設計のレビューは非公開チャンネルに分けてください。その選び方は会議チャンネルで誰に何が見えるかで解説しています。

レビューが始まったらSpeak-Yで会議の録音を始めます。ボットが通話に参加することはありません。Speak-YはあなたのMacでマイクと通話の音を録音するので、Zoom、Google Meet、Teams、会議室のどれでも同じように使えます。レビューを録音していることは全員に伝えてください。
文字起こしにあるのは話された内容だけなので、3つの習慣が効いてきます。
ふだんは、レビューを進めるテックリードが録音してキーを押します。ホットキーはどのアプリからでも使えるので、図やコードを前に開いたままで構いません。
録音のウィンドウで2分、記憶が新しいうちに済ませます。
payments-service と adr-0012 です。アシスタントもチームメンバーも、このタグでレビューを見つけます。
アシスタントをSpeak-Y MCPサーバーに一度だけ接続します。サイドバー下部のアカウントメニューの AIアシスタントを接続、または 設定 → 連携 を開き、Claude、ChatGPT、Cursorの横にある 接続 をクリックします。Claudeの場合、1回のクリックでClaude DesktopとClaude Codeの両方が設定されます。サーバーはすべてのプランで無料です。
そのうえで、リポジトリでこう頼みます。
adr-0012 タグの付いた payments-service のレビューから ADR 0012 を下書きして。 コンテキスト、決定、結果、却下した案。各ポイントを誰がいつ言ったかも書いて。
アシスタントはタグでレビューを見つけて読みます。Speak-Yは文字起こしと一緒に、マークを一覧として渡します。各マークには録音内のオフセット、種類、話者、一文の書き出しが付いています。そのため下書きは、3つの決定、受け入れた3つのコスト、却下した2つの案を、それぞれ名前と時刻付きで返してきます。Cursorでは、設定を変えない限り、アシスタントはツールを実行するたびに確認を求めます。
コミットする前に下書きを手直ししてください。次の3つの項目はアシスタントではなく、あなたが書くものです。

リポジトリのADRは、何を決めたかに1ページで答えます。それで足りないとき、議論はすぐそこにあります。
アプリで。 招待したチームメンバーは、どのプランでも無料で参加できます。ワークスペースに加わった新しいエンジニアには、公開の Architecture チャンネルが履歴ごと見えます。チャンネルを開き、ヘッダーの虫眼鏡をクリックして、outbox のようなコンポーネント名を入力します。検索はチャンネル内のすべてのレビューの文字起こしを読み、一致した行を時刻付きで表示します。
エディタで。 CursorやClaude Codeで、コードを開いたまま尋ねます。
payments-service はなぜ Kafka に直接パブリッシュせず、outbox テーブルにイベントを書くの? 何が却下された?
アシスタントはそのエンジニアが見られる録音を検索してレビューを見つけ、それをもとに答えます。決定の内容、誰がなぜ二重書き込みに反対したか、引き換えにチームが何を受け入れたかです。コードに関する質問全般で同じやり方を使う方法は、Cursorでの音声コーディングに会議のコンテキストを渡すにあります。
録音は推論を残します。それでも、4つのものは別の場所に置きます。

Decision、Trade-off、Rejected の3つのノートの種類を、⌥2、⌥3、⌥4に。レビュー中は、コンポーネント名を言い、理由が語られるのを待って、キーを押します。レビューのあとは、名前、タグ、To channel → Architecture、マークの表示。そしてリポジトリでアシスタントに質問を1つ。ADRを記憶から書くのではなく、下書きを手直しするだけになります。ワークスペースとチャンネルについてはTeamsページに、同じ考え方をプロダクトの決定に当てはめた例は書かなくても残る意思決定ログにあります。
アーキテクチャレビューをSpeak-Yで録音し、決定、トレードオフ、却下した案が声に出されたときにホットキーを押します。録音を Architecture のようなチームのチャンネルに共有します。チャンネルには議論が名前とタイムスタンプ付きで残り、MCPで接続したAIアシスタントがマークをリポジトリ用のArchitecture Decision Recordの下書きにできます。
下書きなら書けます。Speak-Y MCPサーバーに接続したアシスタントは、タグでレビューを見つけ、文字起こしと、種類・時刻・話者付きのマークの一覧を読み、コンテキスト、決定、結果、却下した案を埋めます。ステータス、担当者、最終的な文言は、ファイルをコミットするエンジニアが決めます。
方法は2つです。Speak-Y macOSアプリで Architecture チャンネルを開いてコンポーネント名で検索するか、CursorやClaude Codeのようなエディタのアシスタントに、そのサービスがなぜそう動くのかを尋ねます。アシスタントはそのエンジニアが見られる録音を検索し、誰がいつ何を言ったかを添えて答えます。
いいえ。Speak-Yが記録するのは、録音を始めたMacの音声、つまりマイクと通話アプリの音です。図、スライド、ホワイトボードは録音に入りません。議論の前にコンポーネント名を声に出し、図はADRからリンクしてください。
MCPサーバーはすべてのプランで無料です。チームのワークスペースの作成にはPro以上が必要で、チームメンバーはどのプランでも無料で参加できます。2026年10月18日にspeak-y.comで確認したところ、Freeは会議の録音を30分で停止し、Pro(月額$10)は60分、Pro+($15)とMax($30)は4時間です。